ハトムギ茶には栄養素が豊富で効果的？！麦茶とハトムギ茶の違いについて

夏になると冷えた麦茶が冷蔵庫に入っていて、水分補給として飲まれている方も多いと思います。麦茶にはカフェインが入っておらず、妊娠中の方も、小さな子供でも安心して飲むことができ水分補給として適した飲み物の一つです。

 

麦茶と同じような名前の飲み物でハトムギ茶というものがあります。「むぎちゃ」という名前が両方ともついているので、どちらも同じようなものと思っている方が多いんです。

 

ただ、麦茶とハトムギ茶は全く別物なんです。今回は麦茶とハトムギ茶の違いと、ハトムギ茶の効果について紹介させていただきます。

 

麦茶とハトムギ茶の違い

 

 

麦茶とハトムギ茶は原料が違います。麦茶の原料は大麦の種子なのに対して、ハトムギ茶の原料はハトムギの種子です。

 

原料は異なりますが麦茶とハトムギ茶には共通する部分もあり、どちらも殻付きのまま焙煎して作るお茶で香ばしい味が特徴です。

 

ちなみに六条麦茶という名前の麦茶を目にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、六条麦茶というのは特別な麦茶というわけではありません。基本的に麦茶は全て六条大麦で作られています。

 

ハトムギ茶の効果

 

 

ハトムギ茶の原料であるハトムギの種子は漢方などでも使われており、いぼ取りの効果、利尿作用などがあるとされています。

 

漢方にも使われるハトムギですので、ハトムギ茶を飲むことで様々な効果が期待できます。ハトムギ茶の効果については以下のようなものがあります。

 

むくみの解消

麦茶にも利尿作用がありますが、ハトムギ茶にも利尿作用があります。麦茶の利尿作用はカリウムが含まれていることから引き起こされます。

 

ハトムギ茶も同様にカリウムが含まれており、利尿を促し、体内の水分量を調節してくれ、むくみ解消に効果的です。

 

便秘の解消

女性の悩みで多いのが便秘だと思います。便秘になると肌荒れやニキビなどお肌のトラブルの原因にもなり、お困りな方も多いのではないでしょうか。ハトムギ茶には便秘の改善効果が期待できます。

 

ハトムギ茶には豊富な食物繊維が含まれており、腸をキレイにしてくれる作用があります。便秘の解消によって体内に溜まった毒素の７割は排出されるそうですので、腸内デトックスでお肌トラブルの改善も期待きます。

 

美肌効果

ハトムギに含まれる「コイキセノリド」には抗腫瘍作用があり、イボを取り除く効果があります。皮膚の角質層の新陳代謝を促す作用もあり、シミやそばかすを防ぐことができ、美肌にも効果的です。

 

老化防止

ハトムギ茶にはビタミンＢ群が含まれています。ビタミンＢは老化の原因となる活性酸素から体を守る効果があります。粘膜や皮膚を保護してくれる働きがあり、胃腸を守り、健やかな皮膚を作ります。

 

ビタミンＢ群の一種であるナイアシンも多く含まれています。ナイアシンは体内で最も多く存在するビタミンで、代謝に欠かせない重要な栄養素です。

 

ナイアシンを摂取することで肌の生まれ変わりをサポートしてくれ、アンチエイジングに役立ちます。

ハトムギ茶は麦茶と同じようにノンカフェインで水分補給に適した飲み物です。しかし、妊娠中の方はハトムギ茶を飲む場合は注意する必要があります。

 

ハトムギ茶は体を冷やす

ハトムギ茶には体を冷やす作用があります。夏など暑い時には氷を入れて飲んでしまいがちですが、これをしてしまうと体を冷やし過ぎてしまい、消化力を下げてしまい、夏バテの原因になってしまいます。水分補給としては常温で飲む方がよいでしょう。

 

流産や早産の危険性が高くなる

ハトムギ茶の効果の一つとして子宮収縮作用があります。妊娠中に子宮収縮が起こってしまうと流産や早産の危険性が高くなるので避けた方がよいと言われています。

 

少し飲むくらいであれば大きな影響はないと考えられていますが、どのくらいまで大丈夫かという目安もないので、赤ちゃんのことを考えれば避けた方が良いでしょう。

 

まとめ

 

ハトムギ茶と麦茶は名前は似てはいますが原料が違い、全くの別物です。しかし、どちらもノンカフェインで水分補給としては適しています。ハトムギ茶は美容効果も期待でき、むくみや便秘にも効果が期待できます。

 

しかし、妊娠中の方が摂取する場合には注意する必要があります。子宮収縮作用があり、流産や早産の危険性が高くなるので、飲む際には気を付けるようにしましょう。

 

美容だけでなく、健康面でも様々な効果が期待できるハトムギ茶なので、女性だけではなく男性もこれを機会にハトムギ茶を飲んでみてはいかがでしょう。