黒豆茶には栄養素が豊富で美容にもいい?オススメの黒豆茶は?

黒豆茶は栄養素が豊富で美容にもいい?

黒豆

一昔前まではお茶といえば緑茶やウーロン茶くらいの選択肢しかありませんでしたが、最近ではいろんなお茶が販売されており、飲食店でも多くの種類のお茶を見かけるようになりました。

 

ですので、黒豆茶を飲んだことがあるという方も多いかもしれませんね。黒豆茶というのはその名の通り黒豆から作られており、昔から日本で食べられていたものです。

 

そんな黒豆茶には栄養素が豊富に含まれていて、美容にもいいなんてこと知っていましたか?黒豆茶を飲んだことがない方も飲みたくなる黒豆茶の美容効果や健康効果について紹介させていただきます。


黒豆の歴史

黒豆

黒豆を見たことがないという方は少ないと思います。おせち料理の定番にもなっており、昔から日本で食べられているものです。黒豆は一説では中国から約2,000年前に伝来したといわれています。

 

日本で黒豆が最初に栽培されたのは丹波国で、現在の兵庫県篠山市付近だといわれています。江戸時代には黒豆を将軍に献上して大変喜ばれたという記述が残っています。

 

今でも黒豆といったら丹波というくらい丹波産の黒豆は有名です。黒豆がおせち料理として食べられるようになったのは室町時代になってからで、黒い色は「邪気払い」「災いを防ぐ」「健康」を意味しており、「マメに達者でしわのよるまで長生きするように」という意味を込めておせち料理で食べられるようになりました。

 

黒豆は日本に馴染みのある食べ物として昔から普及していたようですね。余談ですが、黒豆納豆を最初に食べたのは水戸黄門で有名な「水戸光圀公」だったと言われています。


黒豆に含まれる成分は?

黒豆

黒豆は日本で昔から食べられており、栄養がたっぷりと含まれています。黒豆は大豆の仲間で、特に黒豆の皮には「アントシアニン」が含まれています。アントシアニンは他の大豆には含まれていない黒豆だけの成分です。黒豆に含まれている主な成分としては以下のものがあります。

 

アントシアニン

アントシアニンというのは植物界において広く存在する色素で、花や果実の色の表現に役立っています。フラボノイドの一種で、抗酸化物質として知られています。

 

ポリフェノール

ポリフェノールは植物の種や皮に含まれる渋味・苦み成分のことを言います。イソフラボンもポリフェノールの一種です。黒豆にはポリフェノールが豊富に含まれており、ブドウの約1.3倍、リンゴの約3倍のポリフェノールが含まれています

 

レシチン

レシチンはリン脂質(リンを含む脂質)も一種で、細胞膜の主成分です。レシチンは血液中のコレステロールの量をコントロールする働きがあり、動脈硬化の予防効果があります。

 

また、レシチンは細胞膜を活性化する働きもあるので、肝臓細胞も活性化させ、肝機能を保護する働きがあります。美肌効果もあり、ビタミンの吸収も助けてくれます

 

サポニン

黒豆以外にもごぼうや高麗人参に含まれている成分で、抗酸化作用があります。コレステロールの蓄積を抑えてくれる効果が期待でき、動脈硬化や心筋梗塞の予防などにも役立つ成分です。

 

上記の成分以外にも、たんぱく質やビタミンB群、ビタミンE、食物繊維、オリゴ糖などの成分が黒豆には含まれています。

 

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黒豆茶の効果・効能

黒豆

黒豆茶には健康にも美容にも良い効果が満載です。黒豆茶の効果・効能については以下のようなものがあります。

 

抗酸化作用

黒豆茶にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれており、抗酸化作用があります。抗酸化作用というのは老化や生活習慣病の原因にもなるといわれている活性酸素を除去してくれる働きのことを言います。黒豆茶を飲むことでシミやシワなどの老化を防ぐ効果が期待できます。

 

美肌効果

アントシアニンにはコラーゲンを安定化させる働きがあります。コラーゲンといえば美肌には欠かせないものですよね。黒豆茶を飲み続けることでコラーゲンが安定して促進され、美肌効果が期待できます。

 

ダイエット効果

黒豆茶に含まれるサポニンという成分には、腸で吸収されたブドウ糖が脂肪酸と合わさるのを防ぎ、余分な脂肪の蓄積を抑制する効果があります。脂肪の蓄積が予防できるので肥満予防になり、ダイエット効果が期待できます。

 

また、サポニンにはアディポネクチンの分泌を促す作用があります。アディポネクチンには脂肪の燃焼を促進する働きがあり、さらにダイエット効果が期待できます。

 

生理痛の緩和

毎月の生理痛で悩んでいるという女性も多いかと思います。辛い生理痛が起きる原因に女性ホルモンのバランスが乱れているということがあります。黒豆茶に含まれているイソフラボンは女性ホルモンのバランスを整えてくれる働きがあり、生理痛の緩和が期待できます。

 

便秘改善

黒豆茶には食物繊維が豊富に含まれています。黒豆茶を定期的に飲むことで腸内環境を改善することができ、便秘の改善効果が期待できます。


黒豆茶に副作用ってあるの?

疑問

健康にも美容にも良い黒豆茶ですが、飲み過ぎると副作用はあるのでしょうか?健康のために黒豆茶を飲み始めたのに、副作用があって健康を害するなんてことがあれば本末転倒ですよね。

 

気になる黒豆茶を飲むことによる副作用ですが、短時間に多量摂取するとお腹の調子を悪くすることがあるようです。食物繊維が多く含まれているので、腸が張る、お腹を下すことがあるようです。ただ、危険な副作用と呼べるようなものはなさそうです。

 

黒豆茶にはカフェインが含まれておらず、妊娠中の方や授乳中の方でも安心して飲むことができます。ただ、。薬が処方されており服用中の方は念のために医師に確認するようにしましょう


黒豆茶のオススメの淹れ方は?

黒豆茶

せっかく黒豆茶を飲むのであれば、黒豆茶の成分がしっかり摂れる方法で淹れたいですよね。黒豆茶の成分をしっかり摂取するためのオススメの飲み方は煮出して淹れることです。

 

ヤカンなどの水を入れて沸騰させ、お湯が沸騰したら黒豆茶のティーバックを入れましょう。弱火で3~5分程度煮出すと黒豆茶の成分が出てきて、美味しい黒豆茶を飲むことができます。

 

ただ、煮出し過ぎると味が濃くなってしまうので、煮出す時間には気をつけるようにしましょう。冷やして飲む場合は煮出した後に氷を入れるなどして飲むようにしましょう。


まとめ

黒豆茶は栄養素が豊富で、健康にも美容にも良いお茶です。短時間に多量に飲まなければ副作用の心配はほとんどありません。妊娠中の方から授乳中の方も安心して飲むことができます。

 

ただ、あくまで黒豆茶はお茶なので、定期的に飲まなければ効果は期待できません。これを機に、健康と美容のためにも毎日のお茶を黒豆茶に替えてみてはいかがでしょうか?

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