黒豆茶には冷え性の改善効果がある?黒豆茶の効果効能とは?

黒豆茶には冷え性の改善効果がある?黒豆茶の効果効能とは?

黒豆

最近は健康茶ブームで様々な種類のお茶が売られています。どれも健康によさそうなので、どのお茶を飲んでいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?

 

そんな方に今回オススメしたいのが黒豆茶です。黒豆というのは日本で古くからおせち料理などで食べられており馴染みのある食べ物です。黒豆には栄養素が豊富に含まれており、美容にも健康にも良いんです。

 

そんな黒豆を使ったお茶がカラダに悪いわけありませんよね。黒豆茶の効果として注目されているのが冷え性の改善効果なんです。今回は黒豆茶の冷え性の改善効果について紹介させていただきます。


冷え性ってどんな症状?

疑問

冷え性で悩んでいる方は多く、女性の半数から7割近い方が冷えをつらいと感じているようです。冷え性というのは男性よりも女性に多い症状です。女性の方が冷え性が多い理由の一つには男性よりも筋肉量が少ないことが関係しているようです。

 

冷え性には様々なタイプがあり、冷え性の中で一番多いのが「末端冷え性」です。手や足先などの末端の冷えはひどいと痛みを伴うこともあります。末端冷え性の症状としては以下のようなものがあります。

 

手先、足先の冷え

末端冷え性は体温が低いわけではないのに手先や足の指先、足底が温まらず、冷えを感じている状態のこと言います。寒くなると血管が収縮してしまい血液の流れがが悪くなってしまい、体の隅々まで温かい血液が届かず冷えを起こします。冷えがひどいと痛みを伴うこともあります。

 

足が冷えて寝付けない

冷え性の方は夜なかなか寝付けないなんてことを聞いたことがあるかもしれません。冷え性の方が寝つきが悪い理由には、人間の眠くなる仕組みが関係しています。

 

人間はどうすると眠くなるかというと、体温が下がると眠くなります。ですので、眠るときに体は体温を下げるために熱を放熱し、皮膚温度を上げます。しかし、就寝前に手足が冷たいと体温がなかなか下がらないので寝付けなくなってしまいます

 

しもやけやあかぎれ

末端冷え性により血流が悪くなり、血行に障害が起こると「しもやけ」や「あかぎれ」を引き起こしてしまいます。


冷え性になる原因は?

冷え性

末端冷え性の原因にはいくつかの原因があると考えられており、以下のようなものがあります。

 

筋肉量の低下

その中でも一番大きな原因といわれているのが「筋肉量の低下」です。筋肉はエネルギーを発して、発熱する部位です。しかし、筋肉量が少ないと熱を作る量が減ってしまうので冷えが生じやすくなります。

 

また、筋肉量が少ないと血液を全身に送ることができなくなってしまいます。筋肉は血液を全身に送るポンプのような働きをするので、筋肉量が少ないと血行不良を招いてしまいます。女性は男性に比べて筋肉量が少ないので、女性の方が冷え性になりやすい傾向があります。

 

血流が悪い

血液の循環が良いと熱がスムーズに全身に運ばれ体が温まった状態になります。しかし、血流が悪いと手先や足先まで血液が行き届かず冷えを招く原因につながります。低血圧による血行不良や体内の水分不足、食生活の乱れなどが体内の血液の流れを悪くする原因となります。

 

男性の冷え性の原因は生活習慣病による動脈硬化などが関わっているケースが多くあるようで、動脈硬化が進んで血行が悪化した結果として冷え性が起こることも多いようです。


黒豆茶ってなに?

黒豆

黒豆茶という名前を初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。黒豆茶というのは、その名の通り黒豆から作られたお茶のことをいいます。黒豆にはカフェインが含まれていないので、黒豆茶は妊娠中の方や授乳中の方でも安心して飲むことができるお茶です。

 

黒豆は大豆の仲間で、カラダに良い栄養素が豊富に含まれています。黒豆に含まれている主な成分としては以下のようなものがあります。

 

アントシアニン

アントシアニンというのは植物界において広く存在する色素で、花や果実の色の表現に役立っています。フラボノイドの一種で、抗酸化物質として知られています。

 

ポリフェノール

ポリフェノールは植物の種や皮に含まれる渋味・苦み成分のことを言います。イソフラボンもポリフェノールの一種です。黒豆にはポリフェノールが豊富に含まれており、ブドウの約1.3倍、リンゴの約3倍のポリフェノールが含まれています

 

レシチン

レシチンはリン脂質(リンを含む脂質)も一種で、細胞膜の主成分です。レシチンは血液中のコレステロールの量をコントロールする働きがあり、動脈硬化の予防効果があります。

 

また、レシチンは細胞膜を活性化する働きもあるので、肝臓細胞も活性化させ、肝機能を保護する働きがあります。美肌効果もあり、ビタミンの吸収も助けてくれます

 

サポニン

黒豆以外にもごぼうや高麗人参に含まれている成分で、抗酸化作用があります。コレステロールの蓄積を抑えてくれる効果が期待でき、動脈硬化や心筋梗塞の予防などにも役立つ成分です。

 

上記の成分以外にも、たんぱく質やビタミンB群、ビタミンE、食物繊維、オリゴ糖などの成分が黒豆には含まれています。

 

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黒豆茶には冷え性の改善効果がある?

黒豆茶

黒豆茶には冷え性の改善効果が期待できます。冷え性は全身の血流が悪くなっていることから起きるので、血流を良くすることが大切です。黒豆に含まれている成分には血流を改善してくれる効果があります。特に以下の3つの成分が血流を良くしてくれます。

 

  1. アントシアニン
  2. 活性酸素を抑制してくれ、血液をサラサラにしてくれます。血液がサラサラになることによって血の巡りが良くなり、血流がアップします。

     

  3. レシチン
  4. レシチンは細胞膜を構成する成分で、細胞の新陳代謝を高めたり、血液中のコレステロールや中性脂肪を溶かしてくれ、血液の流れを整えてくれます。

     

  5. 大豆サポニン
  6. 大豆サポニンは血液中の脂肪や血栓を溶かして、血液の巡りを良くしてくれる効果があり、血液の流れを整えてくれます。


黒豆茶を飲むときの注意点は?

注意

冷え性を改善したいからといって黒豆茶をたくさん飲んでもすぐに効果が出るなんてことはありません。逆に過剰摂取をすると場合によっては不調を招く恐れがあります。黒豆茶を飲む前に知っておきたい注意点については以下のようなものがあります。

 

大豆イソフラボンの過剰摂取には注意をする

大豆イソフラボンは適量であればカラダに良いのですが、過剰摂取してしまうと女性ホルモンのバランスを崩してしまう可能性があります。大豆イソフラボンの1日の摂取量目安は70~75㎎なので、1日2~3杯程度にしておきましょう。

 

また、サプリメントなどで大豆イソフラボンを摂取している場合や、納豆や豆腐などの食事で大豆イソフラボンを摂る場合は、黒豆茶を飲む量を減らすなどの調整をしましょう。

 

大豆アレルギーの場合は飲用をしないように注意

黒豆茶も大豆の一種ですので、大豆アレルギーの場合にはアレルギーの症状が出てしまう可能性があります。症状が出てからでは危険な場合もあるので、飲む場合には医師に相談するなどしてから飲むようにしましょう。


まとめ

黒豆茶には栄養素が豊富に含まれており、冷え性の改善効果が期待できます。ただ、黒豆茶というのはあくまでお茶です。長期的に飲用することで効果がでてきます。

 

短期的に大量に飲むと逆にカラダに不調をきたしてしまう場合もあるので、飲み過ぎには気をつけ、1日2~3杯程度を長期的に飲むようにしましょう。これを機に黒豆茶を試してみてはいかがでしょうか?

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