桑茶に骨粗鬆症予防に効果がある?カルシウム量が牛乳の20倍?
日本人はカルシウムの摂取量が少ないといわれています。カルシウムは日本人に最も不足している栄養素であるとも言われることもあるようです。
毎年の「国民健康・栄養調査」によると、全ての年代でカルシウムの摂取量が推奨量よりも少ないということが明らかになっています。特に、成長期や中高年のカルシウム不足は深刻だそうです。
そんなカルシウムが不足しがちな私たちにピッタリなお茶が桑茶なんです。桑茶にはカルシウムが豊富に含まれており、牛乳の20倍ものカルシウムが入っているそうです。
そのため、桑茶はカルシウムが不足しがちな日本人にピッタリなお茶なんです。今回は桑茶の骨粗鬆症予防効果について紹介させていただきます。
日本人はカルシウム不足!
カルシウムというはとても身近な栄養素です。カルシウムについて知らないなんて方はほとんどいないのではないでしょうか?そんな身近な栄養素なのにもかかわらず、日本人にはカルシウムが不足しているそうです。
カルシウムは日本では1日あたり600㎎摂取することが推奨されています。しかし、日本人は数十年にわたりこの推奨摂取量を摂取することができていません。
特に、20~30代のカルシウムの摂取量が少ない傾向があるようです。若い人よりも50代、60代の人の方がカルシウム摂取量が多い理由としては、骨粗鬆症の知識を持っている方が多く、気をつけている方が多いということがあるようです。
全年代を通して20歳前後のカルシウム摂取量が最も少ないので、若くても骨粗鬆症予備軍が大量に発生しています。若いからと言って安心できない状態なんです。
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カルシウムが不足している理由は?
カルシウムは有名な栄養素で、日本人は毎日摂取していると思われがちですが、最も不足している栄養素といわれています。カルシウムが不足してしまう理由は何なんでしょう?
日本人がカルシウム不足になってしまう原因として、日本の気候が関係しています。日本は雨の多い気候のため、土壌に含まれるカルシウムが海に流されてしまいます。
そのため、農作物にカルシウムが少量しか含まれず、カルシウムの摂取量が少なくなりがちです。さらに、最近ではリンを含む肉や加工食品を口にする機会が多くなってきました。
リンを摂取し過ぎるとカルシウムがカラダに吸収されるのを阻害してしまいます。若年層ほど肉や加工食品を食べる傾向があるので、カルシウム不足に拍車がかかってしまっています。
また、カルシウムは一度にたくさん摂取してもカラダに貯めておくなんてことができません。摂取し過ぎたカルシウムは排出されてしまいます。ということは毎日カルシウムを摂取し続ける必要があるということです。
小中学校の時には毎日給食があり、牛乳を飲む機会も多いのでよいのですが、高校生や大学生になって弁当や外食が増えてきたとたんにカルシウムが不足してしまうんです。
カルシウムが不足するとどうなるの?
カルシウムが不足すると骨が弱くなるのかな?って思う方が多いかと思います。確かに、カルシウムが不足すると骨の健康障害の原因になります。ただ、カルシウムが不足するとカラダの様々なところに影響が出てきてしまいます。
カルシウムが不足するとカラダにちょっとした異変が出てくることがあります。以下のような症状があれば、カルシウムが不足していることが原因かもしれません。
- 運動をしていないのに足をつる
- まぶたが痙攣する
- 物忘れをよくする
- イライラする
運動をしていないのに足をつったり、まぶたが痙攣するようになったとしたらカルシウムが不足したことによる筋肉活動の低下が原因である可能性があります。
物忘れをよくするようになったり、イライラするようになった場合は、カルシウムが不足したことにより脳の神経細胞の働きが低下してしまった可能性があります。
カルシウムが不足するとイライラするなんて話を聞いたことあるかもしれませんが、あれはあながち間違ったことではありません。カルシウムが不足すると血液中のカルシウム濃度が高まります。
すると脳の神経細胞の働きがうまくコントロールできなくなってしまい、イライラするという症状が起きてしまいます。他にもカルシウムが不足すると高血圧や動脈硬化などの原因になるとも言われています。
桑茶に含まれるカルシウム量は牛乳の20倍?
日本人にカルシウムが不足しているということはわかりました。じゃあ、効果的にカルシウムを摂取するにはどうしたらいいのでしょうか?その答えは桑茶にあります。
実は、桑茶にはカルシウムが非常に豊富に含まれています。その量はなんと牛乳の20倍とも言われています。カルシウムといえば牛乳と思う方もいると思いますが、その牛乳よりもはるかに多くのカルシウムを含んでいます。
乾燥させた桑の葉に含まれているカルシウムの量はおよそ2700㎎/100gです。桑の葉によって成分量は多少上下しますが、こんなにも多くのカルシウムが含まれています。
ただ、これは乾燥させて桑の葉に含まれているカルシウム量です。桑茶に含まれているものではありません。同じ桑茶でもティーバックタイプのものと顆粒タイプのものがありますが、顆粒タイプの方が水に溶けないミネラル分も摂取できるのでオススメです。
まとめ
日本人は慢性的なカルシウム不足で、特に20~30代のカルシウムの摂取量が不足しています。そのため、骨粗鬆症予備軍が若年層にもたくさんいます。
若いからと言って安心してはいけないようです。ただ、カルシウムを日常的に摂取し続けるのはなかなか難しいですよね?牛乳が苦手だという方も多いはず。
そんな方にオススメしたいのが桑茶です。桑茶はカルシウムが豊富に含まれており、不足しがちなカルシウムを補ってくれます。桑茶にはカルシウム以外にも様々な栄養素が豊富に含まれています。興味がある方は一度試してみてはいかがでしょうか?