たんぽぽ茶が肝臓の機能を改善させる?!たんぽぽ茶の肝機能改善効果
たんぽぽ茶というとカフェインが入っておらず、妊娠中や授乳中の方が飲むお茶であるというイメージがあると思います。たんぽぽ茶はミネラルなどの栄養素が豊富で、妊娠中や授乳中に飲んでもらいたい飲み物です。
しかし、たんぽぽ茶は肝臓の機能を改善してくれる効果があります。女性だけでなく男性にも飲んでもらいたい飲み物なんです。今回はたんぽぽ茶の肝機能改善効果について紹介させていただきます。
1.たんぽぽ茶について
「たんぽぽ茶」はその名の通り焙煎したたんぽぽの根から作られた飲み物です。味がコーヒーに似ており「たんぽぽコーヒー」とも呼ばれています。たんぽぽ茶はたんぽぽの根を使って作られているのでカフェインが含まれていません。しかし、風味や飲み口はコーヒー豆で作ったコーヒーに近くなっています。
2.たんぽぽ茶に含まれる肝臓によい成分
たんぽぽ茶にはミネラルが豊富に含まれており、多くの効能を持っています。その中でも、肝臓によいといわれている成分は以下のようなものがあります。
①コリン
コリンはビタミンではないのですが、ビタミンに似たような働きやビタミンを助ける働きがあります。高血圧や動脈硬化を防ぐ効果があり、生活習慣病の予防効果が期待できます。
また、コリンには脂肪燃焼作用や血管拡張作用があり、肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝を防ぐことが可能です。日常的に飲酒や脂質の多い食べ物を食べている方は積極的に摂取すると良いと言われています。
②イヌリン
炭水化物の一種であって、果糖の重合体の一種です。人の消化器では分解することができない成分で、大腸の腸内細菌叢によってはじめて代謝されるので、栄養成分表示では糖質ではなく食物繊維として扱われます。イヌリンには肝臓の働きを補助する作用があり、肝臓の機能を強化することができます。
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③タラキサンシン
たんぽぽを採ったことがある方はわかると思いますが、たんぽぽの茎や根を切ると白っぽい汁が出てきます。この白っぽい汁がタラキサシンです。タラキサンシンには肝臓強壮作用があり、肝機能を強化することができます。
3.たんぽぽ茶を飲む際の注意点やデメリット
たんぽぽ茶にはカフェインが含まれておらず、栄養素も豊富なのでいいことばかりかと思ってしまいますが、たんぽぽ茶を飲む際には注意すべき点や飲むことによるデメリットもあります。
①不眠や動悸などを引き起こす可能性
たんぽぽ茶には血流を改善してくれる働きがあります。しかし、人によっては飲用すると不眠や動悸などの症状が現れる方もいます。
②胃痛を引き起こす可能性
たんぽぽの根の部分には、強壮剤としての作用があり、体内から毒素を排出したり体質改善を行う効果があります。しかし、人によっては胃酸の分泌過多となり胃痛を引き起こしてしまう場合があります。
③胆道閉鎖・胆嚢炎・閉塞性イレウスの方は飲んではいけない
また胆嚢(たんのう)に良いと言われているたんぽぽ茶ですが、胆道閉鎖・胆嚢炎・閉塞性イレウスを患っている方は飲用してはいけません。
4.まとめ
たんぽぽ茶には妊娠中や授乳中の方以外にも良い効能があり、肝臓の機能を改善してくれる効果もあります。たんぽぽ茶はコーヒーに味は似ているので、毎日のコーヒーをたんぽぽ茶に替えてみてもいいかもしれませんね。