ルイボスティーは水出しだしはNG?!ルイボスティーの効果的な飲み方

ルイボスティーは水出しはNG?!ルイボスティーの効果的な飲み方

ルイボスティー

ルイボスティーといえば美容効果があり、女性に人気のあるお茶の一つです。抗酸化作用もあり、健康にもよいことから、シミやシワなどの防止のために飲んでいるという方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、ルイボスティーは作り方を間違えるとせっかっくの効果が半減してしまう可能性があります。ルイボスティーは水出しでも煮出しても作ることができます。どちらが効果的な飲み方なんでしょう?今回はルイボスティーは煮出した方がいいのか、水出しの方がよいのか紹介させていただきます。

 

1.ルイボスティーについて

 

ルイボスティー

 

ルイボスティーの産地は南アフリカ共和国で、南アフリカ共和国でしか生産されていません。ルイボスティーはミネラルが豊富な土壌でしか栽培することができず、ケープタウン北にあるセダルバーク山脈周りで唯一育つことができます。

 

ルイボスティーはマメ科の針葉樹「ルイボス」の葉を発酵させてから、乾燥させて煮出した飲み物です。この地域の原住民であるコイ族・サン族の間で飲まれてきました。

 

ルイボスティーが広く飲まれるようになったのは20世紀初頭からです。1904年にロシア移民であるベンジャミン・ギンズバークがルイボスティーをヨーロッパに紹介したことで各国で飲まれるようになりました。

 

日本では1981年に九條壽實氏が輸入したのが最初であると言われています。1970年当時、細菌研究所の所長を務めていた九條氏が大手商事会社のウラン発掘に同行して、南アフリカの調査に訪れた時に発見したそうです。


2.ルイボスティーに含まれる栄養素について

ルイボスティー

ルイボスティーにはたんぱく質、カルシウム、マンガン、鉄、亜鉛、カリウム、マグネシウムなど様々な栄養素が含まれています。その中でもSOD酵素(スーパーオキサイドディスムターゼ)と呼ばれる成分が美容や健康に効果があると注目されています。

 

このSODには抗酸化作用があり、活性酸素を除去し、体の免疫力を高めて新陳代謝を促進してくれます。

 

活性酸素はシミやシワ、肌荒れなどの原因になりますが、SODの持つ抗酸化作用によって活性酸素を除去してくれ、アンチエイジング効果が期待できます。

 

活性酸素にはシミやシワを増やすという老化現象以外にも、動脈硬化やがんなどの多くの生活習慣病の原因になるといわれています。ルイボスティーを飲むことでこれらの病気の予防効果が期待でき、生活習慣病対策になります。


3.ルイボスティーは煮出すのが効果的

煮出す

ルイボスティーを淹れるときは煮出すのが効果的です。緑茶や紅茶などよりも長い時間煮ることでルイボスティーに含まれる成分を抽出することができます。お湯を注ぐだけではあまり効果が期待できません。

 

ルイボスティーは通常のお茶と同じようにやかんなどで煮出す方法でいいのですが、10分以上煮出すとルイボスティーの成分が抽出され、20分以上抽出するとしっかり成分が出てきて、ミネラル・SOD様酵素などを摂取できます。

 

煮出すと渋みが出てくると思いがちですが、ルイボスティーには渋みの成分である「タンニン」の含有量が少ないので、煮出しても味が渋くなることはありません。

 

緑茶や紅茶などのティーバックにはお湯から取り出すための紐がついていますが、ルイボスティーにはついていません。その理由はタンニンの含有量が少ないので味が渋くなってしまう心配が少ないのと、煮出せば煮出すほど成分が抽出され効果的だからなんです。

 

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4.水出しルイボスティーには効果がない?

疑問

ルイボスティーは煮出すのが効果的だとはわかっていても、毎日煮出して作るのは面倒ですよね。煮出しではなく、水出しでは効果はないのでしょうか?

 

水出しでもルイボスティーは作ることはでき、ティーバッグに冷水を注いで冷蔵庫で2~8時間程度寝かせるだけでできます。煮出して作るよりも手軽に作ることができます。

 

しかし、水出しで作ったルイボスティーに抗酸化作用が低いお茶になってしまいます。煮出して作ったルイボスティーには抗酸化作用があり、老化防止や生活習慣病予防に効果が期待できますが、水出しだとどうしても効果が薄くなってしまいます。

 

ルイボスティーの抗酸化作用によって老化防止や生活習慣病予防対策として飲む場合には煮出して飲むようにしましょう。ただ、水出しのルイボスティーにも効果がないというわけではありません。

 

水出しだとビタミンなど熱に弱い成分が失われることがなく、特にビタミンCを摂取することが可能です。ビタミンCにも抗酸化作用があるといわれており、防腐剤に使われたりもするので美容に効果がないというわけではありません。

 

では、同じ抗酸化作用があるのだから水出しでもいいかというとそうではありません。煮出したときに抽出されるSOD酵素の抗酸化作用はビタミンCの約20倍あるとも言われています。抗酸化作用を期待するのであればやはり煮出した方がよいでしょう。


5.まとめ

ルイボスティーには抗酸化作用があり、老化防止や生活習慣病予防に効果が期待できます。カフェインが含まれておらず、小さなお子様からお年寄りまで年齢を問わず飲むことができるのも魅力です。

 

しかし、ルイボスティーの作り方を間違えると効果は半減してしまう可能性があります。水出しの方が簡単に作ることができますが、ルイボスティーの効果を期待して飲む場合は煮出して飲むようにしましょう。

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