ルイボスティーを飲むと歯に着色汚れが?!気をつけたいルイボスティーの飲み方

ルイボスティーを飲むと歯に着色汚れが?!気をつけたいルイボスティーの飲み方

ルイボスティー

ルイボスティーは健康にも美容にも良く、多くの方に飲まれているお茶です。ルイボスティーにはカフェインが入っていないので、妊娠中の方から小さな子供でも飲むことができるのが魅力の一つです。

 

そんなカラダに良いルイボスティーですが、気をつけないと白い歯を黄色くしてしまう色素沈着効果があるようです。

 

ワインやコーヒーを飲むと歯が黄ばんでしまうという話は聞きますが、ルイボスティーでも黄ばんでしまう可能性があるようです。今回はルイボスティーの色素沈着効果について説明させていただきます。

 

ルイボスティーについて

 

ルイボスティー

 

ルイボスティーの産地は南アフリカ共和国で、南アフリカ共和国でしか生産されていません。ルイボスティーはミネラルが豊富な土壌でしか栽培することができず、ケープタウン北にあるセダルバーク山脈周りで唯一育つことができます。

 

ルイボスティーはこの地域の原住民であるコイ族・サン族の間で飲まれてきました。それを20世紀初頭にロシア移民であるベンジャミン・ギンズバークがルイボスティーをヨーロッパに紹介したことで各国で飲まれるようになりました。

 

日本では1981年に九條壽實氏が輸入したのが最初であると言われています。1970年当時、細菌研究所の所長を務めていた九條氏が大手商事会社のウラン発掘に同行して、南アフリカの調査に訪れた時に発見したそうです。


ルイボスティーに含まれる成分

ルイボスティー

ルイボスティーはミネラルが方な土壌で栽培されるため、茶葉には多くのミネラルが含まれています。カルシウムやマグネシウム、マンガン、鉄、亜鉛などの成分がバランスよく含まれています。

 

ルイボスティーにはミネラル以外にも注目されているものがあります。それは「SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)酵素」と呼ばれる活性酸素を除去してくれる酵素です。

 

活性酸素とは、人がエネルギーを作る際に発生する「廃棄物」のこと言います。非常に不安定な物質で、強い活性を持つので他の物質と結合しやすく、体内の鉄と反応して「酸化(サビ)」させたり、脂質と反応して「過酸化脂質」を作ったりします。

 

活性酸素は老化や疾患を引き起こす原因とされており、心筋梗塞や動脈硬化、がんなどの原因となるとも言われています。

 

そんな活性酸素を除去する働きを持つのが「SOD酵素」で、活性酸素による酸化ストレスから体を守ってくれます。


歯の黄ばみの原因

黄ばみ

歯の色は見た目のイメージに多きく影響するものです。歯が黄ばんでいたり、汚れていたりするとその人に対してマイナスイメージになってしまう傾向があります。

 

歯の白さに対する調査で「歯が黄ばんでいる人にどのような印象を持つか?」という質問をしたところ、84%の人が「笑顔の輝きが減る」、80%の人が「不潔に見える」という回答をしたようです。

 

歯は元々は白いものだと思われがちですが、実は歯の色は肌や髪の色と同じように個人差があります。生まれつき白い人もいれば、黄色味を帯びた人もいます。

 

また、歯の表面のエナメル質の厚さや透明度、凹凸などによっても歯の色の見え方が変わったりします。歯の色が黄ばんでいく原因として以下のようなものがあります。

 

加齢によるもの

もともと歯が白かった人でも、加齢により歯の表面のエナメル質が薄くなると、歯の中にある象牙質の色が透けて見えてしまいます。象牙質は黄色っぽい色をしますが、加齢によってさらに色が濃くなってきます。歯の中にある象牙質の色が歯の色に影響し、歯が黄ばんだように感じてしまいます。

 

生活習慣によるもの

コーヒーやワイン、カレー、チョコレートなどのポリフェノールを含む食品や飲料は着色の原因となります。また、タバコに含まれているヤニも着色の原因となります。ヤニは歯面だけでなく、歯肉の色素沈着の原因でもあり、歯肉の黒ずみを引き起こします。


ルイボスティーに含まれるタンニンが歯の黄ばみの原因

ルイボスティー

ルイボスティーに含まれる成分の一つに「タンニン」という成分があります。タンニンはポリフェノールの一種で、強い渋みを持つものです。タンニンには毛穴を引き締める効果があり、化粧品などにも使われている成分です。

 

また、タンニンには抗酸化作用があり、カラダの老化や生活習慣病の原因とされている活性酸素を除去してくれる働きがあり、動脈硬化や生活習慣病予防にも効果があるとされています。

 

そんなカラダに良い働きをしてくれるタンニンですが、歯の着色汚れの原因になってしまうんです。ルイボスティーに含まれるタンニンの量は紅茶や緑茶に含まれるタンニン量よりは少なくはなっています。

 

紅茶に含まれるタンニン量が100だとすると、緑茶に含まれるタンニン量は70で、ルイボスティーに含まれるタンニン量は15程度となっています。茶葉のグレードや種類によって多少の変動はあります。

 

ルイボスティーに含まれるタンニン量は他のお茶よりも少ないですが、毎日飲むことで歯の着色汚れの原因になってしまいます。歯への色素沈着を防ぐためにはどのようにすればよいのでしょうか?


ルイボスティーによる着色汚れを防ぐ方法

疑問

ルイボスティーによる歯の黄ばみを防ぐためには歯を磨くことが効果的です。色素沈着を未然に防ぐことができます。歯を磨く時に気をつけたいのが、研磨剤が含まれているかどうかです。

 

歯磨き剤には研磨剤が含まれていることが多く、研磨剤が含まれていると健康な歯のエナメル質まで削ってしまう可能性があります。歯磨きをする際は、研磨剤が含まれていない歯磨き剤を使うのがオススメです。

 

また、ルイボスティーを飲んだ後にうがいをすることも効果的です。ルイボスティーを飲んだからと言ってすぐに着色汚れとなってしまうわけではないので、すぐにうがいをすることで、口内の色素を洗い流すことができます。

 

しかし、歯をきちんと磨いていても歯の着色をゼロにすることはできません。どうしても気になる場合は歯医者さんでホワイトニングをしてもらうか、自宅でホワイトニングを行うことで、歯の着色汚れを除去することができます。


まとめ

ルイボスティーは健康に良い成分が多く入っており、毎日飲むのに適した飲み物です。しかし、ルイボスティーにもデメリットがあり、毎日きちんとケアをしないと歯の黄ばみの原因になってしまいます。

 

毎日きちんと歯を磨くことはもちろんですが、ルイボスティーを飲んだ後はうがいをして、口内の色素を洗い流すようにしましょう。それでも除去しきれなかった汚れはホワイトニングすると良いかもしれませんね。

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