黒豆茶には美容効果がたくさんある?驚きの効能について徹底解説!
黒豆というのはおせち料理などでも使われている、私たちにとても馴染みのある食べ物です。ただ、黒豆は正月に少し食べるくらいで、普段は食べることは少ないという方も多いかもしれません。
ただ、黒豆は栄養が豊富に含まれた優れた食品です。黒豆を食べることで美肌効果が得られるということがわかってきています。また、ダイエット効果もあるようです。ただ、黒豆を毎日食べるのはめんどくさいって思ってしまう方も多いはず。
そんな方にオススメなのが黒豆から作られた黒豆茶です。黒豆に美容効果があるのに、黒豆茶に美容効果がないわけがありませんよね?今回は黒豆茶の驚きの美容効果について紹介させていただきます。
黒豆に含まれている成分は?
黒豆茶は飲んだことがないけど、黒豆なら食べたことがあるという方は多いのではないでしょうか?黒豆は日本で昔から食べられており、栄養がたっぷりと含まれています。黒豆は大豆の仲間で、特に黒豆の皮には「アントシアニン」が含まれています。
アントシアニンは他の大豆には含まれていない黒豆だけの成分です。黒豆に含まれている主な成分としては以下のものがあります。
アントシアニン
アントシアニンというのは植物界において広く存在する色素で、花や果実の色の表現に役立っています。フラボノイドの一種で、抗酸化物質として知られています。
ポリフェノール
ポリフェノールは植物の種や皮に含まれる渋味・苦み成分のことを言います。イソフラボンもポリフェノールの一種です。黒豆にはポリフェノールが豊富に含まれており、ブドウの約1.3倍、リンゴの約3倍のポリフェノールが含まれています。
レシチン
レシチンはリン脂質(リンを含む脂質)も一種で、細胞膜の主成分です。レシチンは血液中のコレステロールの量をコントロールする働きがあり、動脈硬化の予防効果があります。
また、レシチンは細胞膜を活性化する働きもあるので、肝臓細胞も活性化させ、肝機能を保護する働きがあります。美肌効果もあり、ビタミンの吸収も助けてくれます。
サポニン
黒豆以外にもごぼうや高麗人参に含まれている成分で、抗酸化作用があります。コレステロールの蓄積を抑えてくれる効果が期待でき、動脈硬化や心筋梗塞の予防などにも役立つ成分です。
上記の成分以外にも、たんぱく質やビタミンB群、ビタミンE、食物繊維、オリゴ糖などの成分が黒豆には含まれています。
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黒豆茶には美容効果がある?
黒豆には多くの栄養素が含まれており、その黒豆から作られた黒豆茶には美容効果があるようです。具体的にどんな効果があるかと言うと、以下のようなものがあります。
美肌効果・肌荒れ防止
黒豆茶にはアントシアニンという成分が含まれています。アントシアニンには皮膚のコラーゲン同士を結び付けてくれる働きがあります。そのため、美肌効果や肌荒れ防止に良いとされています。アントシアニンは抗酸化作用もあり、視覚機能を改善してくれる働きもあります。
また、黒豆茶に含まれるイソフラボンには、肌の調子を整える「美肌ホルモン」とも呼ばれているエストロゲンの働きをサポートし、肌の弾力を保つ働きがあります。さらに細胞の新陳代謝を高めて、肌の生まれ変わりを促進してくれ、保湿力もアップします。
ダイエット効果
黒豆茶にはサポニンという成分が含まれています。サポニンは腸で吸収されたブドウ糖が脂肪に変化するのを抑えてくれる働きがあります。さらに脂肪の代謝を促してくれる働きもあり、ダイエット効果が期待できます。
白髪予防
黒豆茶にはレシチンという成分が含まれています。レシチンは頭皮の血行を良くしてくれる働きがあり、白髪や抜け毛を予防してくれる働きがあります。
黒豆茶には他にもいろんな効果がある?
黒豆茶を飲むことで美容効果があるということはわかっていただけたと思います。ただ、黒豆茶は美容効果だけでなく、健康にも良い効果があります。具体的には以下のようなものがあります。
骨粗鬆症予防効果
黒豆茶にはイソフラボンという成分が含まれています。イソフラボンには骨からカルシウムが流出するのを防いでくれるエストロゲンの働きをサポートしてくれる働きがあります。骨粗鬆症予防のためにも、牛乳や小魚などのカルシウムを豊富に含む食品と一緒に黒豆茶を飲むと効果的です。
更年期障害緩和や予防効果
黒豆茶に含まれるイソフラボンには更年期障害の症状を緩和させる効果があるとされています。更年期障害は年齢とともに女性ホルモンが急激に低下することで起こります。
黒豆茶に含まれるイソフラボンの化学構造が女性ホルモンのエストロゲンとよく似ており、不足したエストロゲンの代わりに働くことで更年期が楽になると考えられています。
生活習慣の予防効果
黒豆茶に含まれるサポニンには体内で血栓を作る元になる過酸化脂質の抑制に効果があるといわれています。そのため動脈硬化などの生活習慣病の予防効果があります。
また、黒豆茶に含まれる大豆たんぱく質には血圧の上昇を抑制する働きがあります。高血圧というのは血管の内側が傷つきやすくなってしまい、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの病気の原因になります。生活習慣病にならないためにも食生活には気をつけ、黒豆茶を飲むようにしましょう。
黒豆茶には副作用はあるの?
黒豆というのは大豆の一種なので、大豆アレルギーがある場合は飲むのを控えるようにしましょう。また、黒豆茶には食物繊維が含まれているので、短時間に大量に飲むとお腹の調子を悪くしてしまう可能性があります。
黒豆茶を飲むうえで注意したいのが、イソフラボンの過剰摂取です。食品安全員会では、イソフラボンの1日の安全な摂取量の上限を70~75㎎と設定しています。
イソフラボンを多量に摂取すると、女性ホルモンのバランスを崩してしまう可能性や副作用が出てくる可能性があります。黒豆茶を飲んだ日にはイソフラボンのサプリを接種しないようにしましょう。
ただ、適量を守って飲めば黒豆茶はカラダに良い影響を与えてくれるものです。黒豆茶は1日2~3杯飲むのが適量だと言われています。短期間に大量に飲むのではなく、長期間適量を飲み続けることが大切です。
黒豆茶のオススメの淹れ方は?
黒豆茶はティーバックとして販売されているので、手軽に飲むことができます。黒豆茶を美味しく、また、成分を効果的に摂取するためのオススメの淹れ方は煮出して淹れる方法です。
ヤカンなどの水を入れて沸騰させ、お湯が沸騰したら黒豆茶のティーバックを入れましょう。弱火で3~5分程度煮出すと黒豆茶の成分が出てきて、美味しい黒豆茶を飲むことができます。
ただ、煮出し過ぎると味が濃くなってしまうので、煮出す時間には気をつけるようにしましょう。冷やして飲む場合は煮出した後に氷を入れるなどして飲むようにしましょう。
まとめ
黒豆茶を飲んだことがないという方も多いと思いますが、黒豆茶は美容にも健康にも良い飲み物です。毎日継続的に黒豆茶を飲むことで、美肌効果やダイエット効果が期待できるので、女性だけでなく男性にもオススメの飲み物です。
ただ、女性の場合は飲み過ぎると女性ホルモンのバランスを崩してしまう可能性があるので、1日2~3杯に留めるようにしましょう。毎日美味しく黒豆茶を飲んで、健康的に美肌を作っていきましょう。