カフェインレスで妊娠中の方にも大丈夫なお茶は麦茶

カフェインレスで妊娠中の方にも大丈夫なお茶は麦茶

麦茶

麦茶は日本人に緑茶とともに愛されてきたお茶で、子供の頃によく飲んでいたという方も多いと思います。暑い季節の飲み物の定番ですよね。麦茶にはカフェインが含まれておらず妊娠中の方や小さな子供でも安心して飲むことができます。麦茶には他にも飲むことで様々なメリットがあるようです。今回は麦茶について紹介させていただきます。

 

1.麦茶について

 

麦茶は飲むけれど、麦茶についてあまり知らないという方も多いと思います。麦茶は「麦湯」と呼ばれ、平安時代から貴族が飲用していたとされています。江戸時代には庶民にも広がり、屋台の「麦湯売り」が流行したそうです。

 

麦茶の原料は大麦の種子を煎じたもので、一般的な茶葉から抽出されるお茶とは異なり、カフェインが含まれていないので、就寝前や小さな子供が飲むのに適しています

 

麦茶

 

2.麦茶の効果効能

 

麦茶にはミネラルが含まれており、ナトリウムやカリウム、リン、亜鉛などが含まれていますが豊富といっていい程は含まれてはいません。しかし、麦茶には健康によいと言われる成分が入っており、生活習慣病の予防や改善にも効果があると考えられています。麦茶の効果効能には以下のようなものがあります。

 

①血液の流れをよくする

麦茶にはアルキルピラジンという成分が含まれています。このアルキルピラジンは麦茶の香ばしい香りの元で、麦茶の原料である大麦を加工する際に作られる物質です。この物質が血流を良くする働きがあることがわかっています。

 

②胃を保護してくれる

麦茶に含まれる成分には胃の粘膜を守ってくれる働きがあることがわかりました。また、炎症を抑える働きもあるので、ストレスで胃が付かれているときや食べ過ぎたという時に麦茶を飲むと効果が期待できます。

 

③抗酸化作用

 

麦茶

 

麦茶にはPクマル酸という成分が含まれており、この成分が活性酸素を除去し、細胞を酸化(サビ)から守ってくれる抗酸化作用があります。活性酸素はシミやシワの原因にもなると言われているので、麦茶を飲むことで美容効果が期待できます。

 

④虫歯の予防作用

麦茶に含まれるPクマル酸には虫歯予防の効果があり、バクテリアなどの微生物や菌類などの生成や固着を予防する働きがあります。

 

⑤カフェインレス

麦茶はカフェインを含んでいないので、安心して誰でも飲むことができます。また寝る前に飲んでもカフェインが入っていないので眠れなくなるようなことはありません。乳幼児の水分補給にもオススです。

 

3.麦茶のデメリット

 

麦茶にはカフェインが含まれておらず、体にも良いので飲み過ぎても全く問題ないと思われてしまうかもしれませんがデメリットがあるんです。

 

①体を冷やしてしまう

麦茶は体を冷やす飲み物です。冷蔵庫で冷えた麦茶をさらに氷に入れて飲むと体が冷えすぎてしまい、冷え性の原因になってしまう可能性があります。妊娠中の方などは冷やしすぎには注意する必要があります。

 

②食事中に大量に飲まない

食事と一緒に大量の水分を摂ってしまうと胃液が薄まってしまい、消化不良を起こす可能性があります。水分補給としては、一度に大量の麦茶を飲むよりも、少量をこまめに飲む方が効果的です。

 

③アレルギーに注意

麦には種類が色々あり、麦茶の原料は大麦です。小麦ではないので小麦にアレルギーがあっても飲むことは可能です。しかし、元々麦にアレルギーを持っている人が大量に麦茶を飲むことで大麦に対してもアレルギー反応を示してしまうことがあるそうです。

 

4.まとめ

 

普段飲んでいる麦茶にこんなに効果があったんだと驚かれた方もいるかもしれません。麦茶は定期的に摂取することで体に良い効果をもたらします。しかし、麦茶を冷やして飲み過ぎると体を冷やしてしまう可能性があるので、注意するようにしましょう。


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