麦茶は赤ちゃんの水分補給に適している?!麦茶を与えるときのポイントは?

麦茶は赤ちゃんの水分補給に適している?!麦茶を与えるときのポイントは?

麦茶

赤ちゃんには少なくとも6カ月頃までは母乳とミルク以外の水分補給しても問題ないといわれています。しかし、夏の暑い時期などには、母乳やミルクを補う方法として麦茶は適しているようです。

 

「赤ちゃんに麦茶を飲ませても大丈夫なの?」「麦茶をどんなふうに飲ませたらいいの?」など気になりますよね。今回は麦茶が赤ちゃんの水分補給に適している理由について説明させていただきます。

 

1.赤ちゃんに麦茶を飲ませても大丈夫?

 

赤ちゃん

 

赤ちゃんの水分補給はとても重要です。赤ちゃんは6カ月頃までは母乳とミルク以外の水分補給をしていなくても問題がないといわれていますが、赤ちゃんの水分補給として麦茶は推奨されています

 

麦茶が推奨されている主な理由は「ノンカフェイン」ということと「ミネラルを含んでいる」ということです。ミネラルは生きていくうえで必要な栄養素で、温度調節が苦手な苦手な赤ちゃんの体温調節を手伝ってくれる優れものなんです。


2.赤ちゃんにオススメなのは赤ちゃん用麦茶

,麦茶

麦茶には大人用と赤ちゃん用があります。大人用と赤ちゃん用の違いは味の違いです。大人用の麦茶は赤ちゃんにとって苦みが強くなっています。赤ちゃん用麦茶は大人用の麦茶より少し薄めに作られています

 

普通の麦茶を摂取すると赤ちゃんにとって濃いので胃に負担をかけてしまい、母乳やミルクをあまり飲まなくなってしまう可能性があります。また、苦みがあると赤ちゃんは拒否反応を示してしまうので、2回目から飲まなくなってしまう場合があります。


3.大人用麦茶でも薄めて使えば赤ちゃんが飲んでも大丈夫

,麦茶

赤ちゃん用の麦茶が適しているはわかっているけど、赤ちゃん用の麦茶は大人用の麦茶と比べて割高になってしまいます。大人用の麦茶なら安く買えるのにって思った方もいらっしゃると思います。

 

実は大人用の麦茶でも薄めて使えば赤ちゃんに飲ませても大丈夫なんです。商品の後ろのところに乳児規格適用食品と書いてありますので赤ちゃんでも飲めるということです。

 

,麦茶

 

赤ちゃん用麦茶の粉末は、和光堂さんの麦茶だと1箱に1.2g×8包の粉末が入っていて200円程度で購入できます。それに対して大人用の粉末タイプの麦茶だ40gで500円程度で購入できます。

 

0.8gで100ml作れるとのことなので、赤ちゃん用の麦茶だと100mlあたり16円くらいになります。大人用の麦茶だと100mlあたり10円になります。大人用の麦茶を赤ちゃんに飲ます場合は2~3倍程度薄める必要があるので100mlあたり5円くらいになります。

 

大人用の麦茶を薄めて使えば1杯あたりの値段を3分の1程度に抑えることができます。毎月の出費が気になるこの時期に少しでも節約できるのは嬉しいですよね。

 

しかし、1点注意してほしいことがあります。赤ちゃん用の麦茶は国産六条大麦を使用していますが、大人用の麦茶は国産ではない可能性もあります。国産がいいという方は赤ちゃん用の麦茶を使うようにしましょう。


4.赤ちゃんへの麦茶の飲ませる際に意識したいこと

疑問

赤ちゃんへが母乳やミルク以外に麦茶を飲めるようにするために意識したいことには以下のようなことがあります。

 

①初めはスプーンで与える

初めて麦茶を赤ちゃんに飲ませるときは「スプーン1杯」から始めてみましょう。麦茶を飲んでもらうというよりも、麦茶の味に慣れてもらうことが大切です。スプーンで麦茶を与えることで離乳食の練習にもなります。

 

②慣れてきたらマグを使う

スプーンで飲むことにも慣れてきて、飲む量が増えてきたら、次はマグを使ってみましょう。私たちは普段ストローを意識せずに使っていますが、赤ちゃんにとってストローで飲むのは慣れるまでとても大変なことです。マグにはニップルタイプ、スパウトタイプ、ストロータイプがあるので、徐々にステップアップしていくのが良いかもしれません。

 

③食後や汗をかいた直後に飲ませる

赤ちゃんに麦茶を与えるタイミングとしておすすめなのは、「食後」や「汗をかいて喉が渇いたタイミング」です。特に離乳食の最後に麦茶を与えると、口の中を清潔にしてくれる効果があり、むし歯予防効果が期待できます。

 

④赤ちゃんのペースで与える

赤ちゃんが麦茶を飲みたがらない場合には無理に与える必要はありません。母乳やミルクをしっかり飲んでいれば栄養補給は十分できているので問題ありません

 

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5.麦茶を赤ちゃんに与える際の注意点

チェック

私たちが普段普通にしていることも、赤ちゃんにとってはよくないということもありますので、麦茶を赤ちゃんに与える際にも注意してほしい点があります。

 

①赤ちゃんには新鮮な麦茶を与えること

自宅で作った麦茶はその日に作った麦茶を与えるようにしましょう。麦茶は緑茶と違い、カテキンなどの抗菌作用のある成分が含まれておらず、他のお茶と比べて雑菌が繁殖しやすいです。粉末タイプの麦茶を使い、使う分だけ麦茶を作るのがオススメです。

 

②麦茶の温度に注意をする

赤ちゃんに麦茶を与える場合には温度に注意をするようにしましょう。一度作った麦茶は冷蔵庫で保存すると思いますが、赤ちゃんに与える時には常温~人肌に温めてから与えるようにしましょう。赤ちゃんはまだ胃腸が未熟なので、冷たい麦茶を与えると下痢をしてしまう可能性があります。

 

③アレルギーに注意する

赤ちゃんによっては麦茶でアレルギーを起こすことがあります。麦茶は比較的アレルギーが起きにくい大麦から原料ですが、稀にアレルギーを引き起こすことがあるので注意をして見ていてあげて下さい。


6.赤ちゃん用麦茶をいつまで飲ませるか

赤ちゃん

赤ちゃん用麦茶ではなく、大人用の麦茶をいつから飲ましていいかという明確な時期はありません。離乳食の時に赤ちゃん用麦茶を飲ませて、1歳になって普通の麦茶にしているご家庭もあります。

 

大人用の麦茶を飲ませても問題ない時期の目安としては1歳半くらいだと思っていたら良いと思います。赤ちゃんの飲んでいる様子を見て、嫌がるようであれば薄めてあげればよいので、よく赤ちゃんの表情を見てあげましょう。


7.まとめ

麦茶はカフェインが含まれておらず、白湯と同じくらい赤ちゃんに安心して与えられる飲み物です。6カ月頃から薄味から始め、徐々に味に慣れさせていきましょう。

 

基本的には母乳とミルクだけで栄養は十分に取れているので、無理に麦茶を飲ませる必要はありません。汗をかいた時や外出時の水分補給として飲んでもらうといいと思いますよ。

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