麦茶に胃潰瘍の予防効果?!麦茶の驚きの胃潰瘍予防効果

麦茶に胃潰瘍の予防効果?!麦茶の驚きの胃潰瘍予防効果

麦茶

夏の飲み物の定番といえば麦茶ですよね。麦茶は大麦の種子を焙煎して作られます。大麦の収穫期はもともと初夏だったので、夏に新鮮な麦茶が飲まれる習慣が根付いたようです。

 

そんな夏の定番である麦茶に胃潰瘍の予防効果があるということをご存知でしょうか。麦茶に含まれる「アラントイン」という成分に胃潰瘍の予防効果があるようです。今回は麦茶の胃潰瘍の予防効果について紹介させていただきます。

 

1.麦茶について

 

麦茶

 

麦茶の原料は大麦の種子を煎じたもので、一般的な茶葉から抽出されるお茶とは異なり、カフェインが含まれていないので、就寝前や小さな子供が飲むのに適しています

 

麦茶の歴史は古く、平安時代の頃から麦茶は飲まれていたようです。その頃は麦湯と呼ばれ、糒加工したものをお湯の中に溶かして飲んでいたそうです。

 

江戸時代になると「麦湯店」の屋台が現れて、若くて粋な女性が接客するようになりました。人々は縁台に座って麦湯を楽しみ、憩いのひと時を過ごす場所であったようです。

 

一般的に「麦茶」と呼ばれるようになったのは昭和40年ごろからです。昭和38年に日本で初めて麦茶のティーパック商品が販売され、「江戸麦茶パック」の名称で販売され、麦茶という名前が広がっていったようです。


2.胃潰瘍について

胃痛

胃潰瘍病名について聞いたことがある方は多いと思いますが、具体的にどのような症状が胃潰瘍なんでしょうか。

 

胃潰瘍はある一定以上の深さで胃の壁が傷ついている状態のことをいいます。通常私たちの胃は傷つけられないよう胃粘液などにより粘膜表面が保護されています。

 

しかし、粘液や血流が減少して胃粘液の働きが弱まってしまうと胃粘膜に障害が起きてしまいます。今まで胃を守ってくれていた粘膜が弱まり、胃の壁が損傷されると胃の壁はより深い部分までえぐられます。この状態のことを胃潰瘍といいます。

 

主な原因はピロリ菌の感染と、解熱鎮痛剤の一種である非ステロイド性抗炎症薬の内服です。また、ストレス喫煙も胃潰瘍を引き起こす原因になります。

 

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3.麦茶の胃潰瘍の予防効果

麦茶

麦茶には「アラントイン」という成分が含まれています。この成分には胃の粘膜を保護してくれ、胃潰瘍を予防する働きがあります。また炎症を抑える作用があることも科学的な実験によって明らかになっています。

 

また糖尿病の合併症を抑える作用も確認されています。麦茶にはカフェインが含まれておらず、胃に優しく、お子様でも安心して飲むことができるので、水分補給に適した飲み物です。


4.まとめ

麦茶にはアラントインという成分が含まれており、胃の粘膜を保護して、胃潰瘍を予防してくれる効果が期待できます。普段何気なく飲んでいる麦茶にそんな効果がと思ってしまいますね。

 

麦茶にはカフェインが入っていないので、お年寄りからお子様まで安心して飲むことができます。毎日の飲み物を麦茶にしてみてもいいかもしれませんね。

 

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